ウェビナーのセキュリティ対策は大丈夫?重要な4つのリスクと6つの施策を徹底解説!


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2021年から2022年に至っては、コロナ禍もあり、ウェビナーツールが世間に浸透しました。

zoom(ズーム)やcisco(シスコ)をはじめ、国産のネクプロなどでお馴染みとなったウェビナーツールですが、ウェビナーツールを使ったウェビナーイベントの開催にあたって絶対に忘れてはいけないのがウェビナーのセキュリティ対策です。

最近はウェビナーの手軽さや、経費の削減といったメリットに注目が集まり、ウェビナーイベントを開催する企業が急激に増えています。特に2019年から2020年以降は、新型コロナウイルスの影響で急遽ウェビナーに対応する企業も多いため、十分なセキュリティ対策ができない状態でウェビナーの開催に至るケースも見受けられます。

ウェビナーのセキュリティー対策については、自社の情報や信用だけでなく、顧客情報を守るという観点からも非常に重要です。そこで今回は、ウェビナーのセキュリティ対策の必要性について徹底解説します。ウェビナーツールを導入してオンラインセミナーを開催する予定の企業経営者はもちろん、営業担当者の方も、ぜひ参考にしてください。 株式会社ネクプロでは、10年以上に渡るウェビナー開催の実績から、初めての方でもすぐに取り組める「ウェビナーマーケティング・ウェビナー開催の基本」を以下の資料で確認できます。

ウェビナーとは?インターネットを活用したオンラインセミナー


ウェビナーとは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた言葉(webinar)で、動画を使ってセミナーなどをオンライン上で実施・配信します。

従来のオフラインでのセミナーは、貸し会場を借りて開催し、参加者に現地まで足を運んでもらうのが一般的でした。しかしウェビナーはインターネットを利用することで、開催者と参加者の双方がどこにいてもセミナーを開催、参加することを可能にしました。

最近では、セミナー以外の会社説明会や製品紹介、会議やミーティングといったさまざまなシーンでウェビナーが活用されています。またウェビナーを視聴する端末も、パソコンからタブレットやスマホへと広まり、場所を選ばずどこでも視聴できるようになったことで、ウェビナーがより身近なものとなっています。

国内では、国産ウェビナーツールのネクプロをはじめ、zoomウェビナーやマイクロソフトが提供するmicrosoft teamsなどのツールが広く活用されています。

このようにウェビナーイベントはオンラインで配信を行うため、オフラインのセミナーと比較するとより厳重なセキュリティ対策を必要とします。セキュリティ対策が疎かになることで、自社だけでなく参加してくれる顧客情報の漏洩リスクがあるため、ウェビナーのセキュリティ対策は非常に重要です。

以下では、ウェビナーのセキュリティ対策の詳細について徹底解説します。


ウェビナーのセキュリティ対策は不十分?3つのトラブルとリスク


まずは、ウェビナーのセキュリティ対策が不十分だと実際にどのようなトラブルが起こり得るのかを解説します。

ウェビナーのセキュリティ対策不備により参加者以外からウェビナーを盗み見られるリスク

ウェビナーイベントを開催するほとんどの企業では、ウェビナーのイベント参加者に対して事前申し込みを受け付けています。 ウェビナーイベントの開催前に、参加者の会社名や役職、氏名や連絡先などを取得することで、開催後のフォローや次回のウェビナー集客、コンテンツづくりに活かしています。

そのためウェビナーイベントを開催する企業は、競合他社などの参加して欲しくない人を、ウェビナーの参加申し込みの時点で排除しているケースがあります。実際に申し込みフォームなどに「競合様のご参加はお断わりさせていただきます」などの注意書きを記載しているのを目にしたことがある方も多いことでしょう。 もしウェビナーに申し込みがあっても、企業名やメールアドレスを取得していれば、同業他社の参加者を事前に断ることができます。しかしウェビナーのセキュリティ対策が不十分だと、不正にアクセスされて、顧客情報などを盗み見られる恐れがあります。 また有料ウェビナーでは、参加料を集めてウェビナーを開催しているため、参加料を払ってイベントに参加してくれる方や、自社のコンテンツの価値を担保するためにも、セキュリティ対策の不備による不正アクセスによって情報を盗み見られることを避けなければなりません。

ウェビナーのセキュリティ対策不備により配布資料の流出リスク

セキュリティ対策に不備があると、ウェビナーイベントの配信動画だけでなく、配布資料が不正にダウンロードされて流出する可能性があります。 ウェビナーイベントの参加者特典として配布する資料や、競合他社に見られたくない資料の場合は、ウェビナーイベントの配信動画と同様、本来の参加者ではない人物に盗み見られたり、不正ダウンロードされることを避けなければなりません。 最悪なケースでは、無料配布した資料を無断で販売されたり、ダウンロードする人の個人情報を収集して異なった資料をダウンロードさせるようなケースも考えられます。このような資料や情報は企業の大切な資産ですので、不正アクセスなどの行為を排除するためにもセキュリティ対策が必要です。

ウェビナーのセキュリティ対策不備によるウェビナーの配信妨害

セキュリティ対策に不備があることで、動画や資料などのウェビナーコンテンツを不正に取得されるだけでなく、ライブ配信中のウェビナイベントーの進行を妨害される恐れもあります。 実際に、新型コロナウイルスの流行により学校の授業を動画配信ツールで行ったところ、不正アクセスによる不審者が授業を妨害したという事例が海外で発生しました。不正アクセス者が勝手に音声を流したり、あらかじめ用意した不適切な録画の映像や画像を流されました。

企業が開催するウェビナーイベントの場合、もしそのような不正アクセスを許してしまえば、自社のセキュリティ対策の甘さが露見します。そして、企業イメージや信用の低下にも繋がってしまいます。また上場企業の場合では、株価に深刻な影響を受ける可能性もあるでしょう。

ウェビナーにおける6つのセキュリティ対策方法


それでは、ウェビナーのセキュリティ対策を効果的に行うにはどのような方法があるのでしょうか。以下では、ウェビナーのセキュリティ対策の方法を実施しやすい順に解説します。

セキュリティソフトのインストールと更新でセキュリティ対策する方法

まずはウェビナーのセキュリティ対策の基本である、セキュリティ対策ソフトのインストールです。 ウェビナーでは、動画の配信にパソコンを使用するため、ウェビナー配信用のパソコンにセキュリティソフトをインストールします。セキュリティソフトには、トレンドマイクロのウィルスバスターなどがありますが、しっかりと最新版に更新しておくことが大切です。このセキュリティ対策については、ウェビナーに関わらず企業では絶対に必要です。 しかし個人が使用するパソコンの場合は、セキュリティ対策の更新が徹底されていないことがあります。ウェビナー担当者の方は、自身のセキュリティに関する意識次第でウェビナーの開催や顧客にまで影響するトラブルが起きしてしまう可能性があることをしっかり認識しておきましょう。

ウェビナーツールの更新でセキュリティ対策する方法

ウェビナーを安全に配信するためには、使用するウェビナーツールの更新も大切です。ウェビナーに限らず、ツールの脆弱性を狙って不正アクセスをするのは最も一般的な手口です。 信頼おできるウェビナーツールの提供元は、定期的にアップデートしてセキュリティ対策を講じています。そのため、ウェビナーツールを利用する側はアップデート情報を把握し、手動での対応が必要な場合は忘れずに対応しましょう。 なお、クラウド型のウェビナーツールの場合はツール提供元が随時無料でセキュリティ対策のアップデートしてくれるため、ユーザー側での対応は原則必要ありません。

参加者へのID付与でセキュリティ対策する方法

ウェビナーに事前申し込みをした参加者には、IDを付与し、パスワードの設定をしてもらうようにしましょう。IDとパスワードがなければ配信URLにアクセスできないように設定すれば、ウェビナーの参加者のIDとパスワードが第三者に漏洩しない限り、参加者以外の人に視聴される恐れはありません。 なおウェビナーの参加者にIDを付与する際は、ウェビナー申し込みの時点に表示される規約や注意書きなどで、IDとパスワードの管理に十分注意すること、第三者に漏らさないことを記載しておきましょう。また、ウェビナー開始後はウェビナーにロックをかけて、IDとパスワードがある方でも途中参加できなくする方法も有効です。

情報セキュリティに関する社内指導とルールの徹底でセキュリティ対策する方法

企業では、ウェビナー配信中の不正アクセスだけでなく、普段から情報セキュリティに関する意識を持つように社員に指導したりルールを徹底させたりすることも大切です。 例えば大事なウェビナー資料が入ったノートパソコンを社員が社外に持ち出し、電車などに置き忘れてしまったら大問題となります。社内の情報セキュリティに対するルールが徹底している企業では、USBでのデータの持ち出しや個人のノートパソコンを業務で使用することすら禁止しています。 しかし、いくらセキュリティ対策のルールを決めても、社内で周知や指導ができていなければルールを破られてしまう可能性があります。社内へのセキュリティ指導やルールの徹底などを、定期的にチェックしましょう。

ドメインやIPアドレスの指定でセキュリティ対策する方法

動画の無断転載は、ウェビナーに限らず動画配信サービスにおいて大きな問題です。これはドメインを指定することにより防ぐことができます。自社の大切な動画は、特定のサイトでしか再生ができないように設定しましょう。 また、ウェビナー参加者のIPアドレスを制限する方法もあります。この方法は、例えば、社内研修用のウェビナー動画などに有効です。会社のIPアドレスからのみアクセスを許可することで、指定した参加場所以外からのウェビナーへのアクセスを制限できます。 ただし、社外を対象としたウェビナーでは、さまざまなIPアドレスからのアクセスが予想されるため、利用できない方法です。

エンドツーエンドの暗号化でセキュリティ対策する方法

エンドツーエンドとは、通信する二者間においてデータを暗号化してやり取りし、それぞれ末端の端末で復号化してデータを読み取る方法です。通信中のデータは暗号化されているため、第三者の介入を阻止することができます。 お互いの端末において復号化するための環境が必要です。端末において復号化するための環境が必要です。

初心者でもウェビナーのセキュリティ対策を徹底するためのポイント

以上、ウェビナーのセキュリティ対策方法をご紹介しました。

セキュリティソフトやルールの徹底などは誰もが実施しやすい対策ですが、ドメインやIPアドレスの指定、エンドツーエンドの暗号化など、ウェビナー初心者では対応が難しいものもあります。

そこで初心者でもウェビナーのセキュリティ対策を徹底するためのポイントをご紹介します。

暗号化などに対応したウェビナーツールを選ぶ


まず、ウェビナーツールを選ぶにあたり、暗号化や定期的なアップデートに対応したウェビナーツールを選びましょう。多くのウェビナーツールでは、それぞれセキュリティ対策がなされているものが多いです。

セキュリティ対策のなされたウェビナーツールを選べば、ユーザー側が特に専門的な知識の有するセキュリティ対策を行う必要はありません。

ツールを選ぶ際は、どのようなセキュリティ対策がなされているのか、また今までの導入実績や開催事例などを聞いて判断しましょう。導入実績や事例を確認し、多くの企業、特に上場企業で利用されているツールはセキュリティの面も徹底されている傾向にあります。ウェビナーツールを選ぶ際の参考にしましょう。

ウェビナー配信サポートのサービスを受ける

ウェビナーツールの提供企業やイベント支援企業などではウェビナーの配信サポートに対応していることがあります。ウェビナーに関する知識が豊富で、配信サポートの実績が多いため、セキュリティ対策についても知見が深く、ただ配信するのではなく、安心して配信できるように支援してくれます。

ウェビナーに限らず、企業のセキュリティ対策は専門知識が必要で、さらにその知識を常に最新のものにアップデートする必要があります。コア業務を行いながら、セキュリティ対策についての知識を深めるのは、なかなか難しいと思います。ウェビナーのセキュリティ対策に不安があるのであれば、プロのサポートを受けましょう。

ウェビナーのセキュリティ対策のまとめ


新型コロナウイルスの影響などもあり、近年は在宅ワークやテレワークが浸透してきました。そんな今、企業のコスト削減と新しい働き方を実現するための手段として、ウェビナーイベントの開催が急激に増えています。

ウェビナーの配信時には、セキュリティ対策の不備による不正アクセスや妨害、セミナー資料の情報漏えいといった、さまざまなセキュリティのリスクがあります。実際に被害に遭った事例もあるため、ウェビナーイベントの開催時にはセキュリティ対策が欠かせません。

ウェビナーイベント開催時のセキュリティ対策には、ウェビナーツールの脆弱性の対策や、エンドツーエンド暗号化機能の利用、ウェビナーイベント参加者の認証やIPアドレス制限を活用した入室制限などがあります。

ウェビナーイベントはオフラインのセミナーとは違って会場の準備が不要なため、遠隔地でも参加できるなど新しい可能性を存分に秘めています。そこで企業では、セキュリティリスクを十分に把握し、しっかりとセキュリティ対策を施すことが重要です。そして、ウェビナーイベントを安心して効果的に活用しましょう。

ウェビナーのセキュリティ対策が不安な方はネクプロをご検討ください


主催者にとっても、参加者にとっても、ウェビナーを安心して開催するには、徹底したセキュリティ対策が大切です。弊社が提供するウェビナー配信プラットフォーム「ネクプロ」では、ログイン認証やIP制限などのセキュリティ対策を行っています。またクラウドシステムであり、システムのアップデートは弊社が行いますので、ユーザーの手を煩わせることはありません。

またセキュリティ対策以外にウェビナーツールにとって大切な「通信の安定性」という面でも、ユーザーの回線状況に応じてデータ量を調整し、映像や音声の途切れを軽減する仕組みとなっています。国産ウェビナーツールであるため、サポートも日本語で対応、かつ迅速な対応を心がけております。配信サポートもあるため、ウェビナーに不慣れな方でも安心してウェビナーを開催していただけます。

詳しくはサービスサイトをご覧ください。ウェビナーによる製品紹介も随時行っています。気になる点、質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。


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